イズミnews|2019春入社の正社員から「奨学金返済支援制度」導入
(株)イズミ(広島県広島市、山西泰明社長)は、入社予定の定期採用者に対する「奨学金返済支援制度」を導入する。2019年度以降に入社する正社員を対象に総額30万円を支給する。
現在、大学の授業料が高騰する一方で、親の平均所得は減少し、大学生の約5割がなんらかの奨学金を受給している。卒業後の若者が奨学金の返済に苦慮し、返済滞納や自己破産などの増加が社会問題化されている。
同社では、こうした状況から社会のスタートラインに立ったばかりの新入社員の負担を軽減し、安心して働ける環境づくりを整備する。入社勤続3年目、5年目、7年目に10万円ずつ、総額30万円を一時金として支給する。3回の勤続年度の夏季賞与に加算する。奨学金返済額の一部を補助することで、職場環境の向上、長期雇用促進、優秀な人材の確保につなげたいというのが導入の狙いだ。
■奨学金返済支援制度概要
対象者/2019年度以降に入社する大学または大学院卒の定期採用者で奨学金の返済残高のある者
奨学金/日本学生支援機構および地方公共団体の奨学金
支給手続き/奨学金の借入総額・残高、返済計画の提出
返済支援/勤続3年目、5年目、7年目1回当たり各10万円の総額30万円を勤続年度の夏季賞与において加算支給する。
導入時期/2019年4月より運用開始