マルミヤストアnews|店舗回収牛乳パックで手すき紙商品化、資源の循環化

(株)リテールパートナーズの事業会社である(株)マルミヤストア(大分県佐伯市、池邉恭行社長)は、社会福祉法人勝縁会明和学園(熊本県熊本市)と、店舗で回収された容器包装物を再資源化した手すき紙を用いて封筒類等を製作し、再び店舗で販売する循環化の取り組みを開始した。

日本の一般廃棄物の排出量は年間5273万トンで、そのうち、レジ袋や食品トレー、牛乳パックなどの容器包装廃棄物の割合は、容積比で60.79%を占めている(出所:環境省)。これら容器包装物をリサイクルするための社会的コストは増加することが懸念されている。あわせて、2015年9月に国連の「持続可能な開発サミット」で採択された2030年までの国際目標では、持続可能な消費と生産のパターンを確保すること(つくる責任、つかう責任)が「持続可能な開発目標(SDGs)」の一つとして掲げられている。

このような背景を受け、マルミヤストアでは容器包装物の循環化と販売に着手。熊本県内の秋津店、東町店の2店舗で回収された牛乳パックからパルプを分離し、その原料を用いて明和学園が製作した手すき紙から封筒類やポチ袋を、店舗で販売する。熊本県内における容器包装物の再資源化循環の一助となれるコンソーシアムの実現をめざし、活動を進めていく。

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