イオンnews|新型コロナウイルス感染防止策発表/ばら売り・量り売り中止

イオン(株) (千葉県千葉市、吉田昭夫社長)は、新型コロナウイルス感染予防のために、厚生労働省の指針や同社が2010年に作成した「新型インフルエンザ規定」等に準じた、感染拡大の防止に向けた対応を強化している。

店舗では、
1.出入口付近や店内の複数カ所に「消毒用アルコール」を設置。
2.お客さまが直接手を触れる可能性のある箇所について、1日に数回、消毒用アルコールによる拭き上げを実施。具体的には、買物カゴ、ドアノブ、エレベーターの押しボタン、エスカレーターベルト、階段等の手すり、トイレ内の備品、買物カート、ベビーカート、フードコートのウォーターサーバー周り・テーブル・イス等だ。
3.店内換気のため出入口の扉を一部開放。
4.バラ売り・量り売り惣菜、インストアベーカリーではすべての商品をパック詰め、袋詰めにして販売。
5. 閉鎖空間での感染防止のため屋内喫煙所を閉鎖。

従業員への取り組みでは、
1.厚生労働省の指針や「新型インフルエンザ規定」に準じた対応を実施。
具体的には、
①手洗いやうがいの励行とアルコール消毒の実施。
②毎日の検温とせき等の体調不良がないかを「体調管理チェックシート」に記入し、上長が確認、体調のすぐれない従業員を把握し、管理の徹底。
③37.5度以上の発熱がある場合は出勤せず、4日以上発熱が続いた場合には指定の医療機関等を受診。
2.感染が拡大している地域等については接客部門の従業員もマスクを着用。
3.事務所等では、時差通勤ならびにテレワークを実施。
4.社内会議や社外との商談等は、テレビ会議システム等を活用。
5.多くの人が集まるイベントや会議体の延期または中止。
具体的にはグループ各社合同の入社歓迎の集いと新入社員研修の開催を延期した。またトップバリュ展示会も中止している。

さらに閉鎖空間である施設内でのクラスター感染防止のため、一部施設の営業を自粛している。
自粛している施設は、
①イオンファンタジー全国の施設で休業
②イオンカルチャー全国の施設で休業
③イオンスポーツクラブ全国の施設で休業
④イオンラウンジ全国の施設で閉鎖
⑤イオンシネマ一部店舗を休業し、営業店舗では座席の間隔をあけたチケットを販売

こうした防止策を徹底しても、感染者発生は起こりうるかもしれないが、防止策の具体的なアクションプランを取り決め、徹底することは重要なことだ。参考にしてほしい。

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