コーナンnews|EV向け超急速充電器の実証実験を関西電力とともに開始
コーナン商事(株)(大阪府堺市、疋田直太郎社長)は 3月24日(火)、関西電力(株)(大阪市北区、森本孝社長)と協働してEV(電気自動車)向けの超急速充電器を導入する際の運用方法等に関わる実証実験を開始した。実施期間は2020年3月24日~2022年3月31日の予定だ。
近年、EVに搭載されるバッテリーは大容量化する傾向にあり、それに伴って大きな出力を持つEV向けの急速充電器も開発されている。一方で、急速充電器の出力が大きいため、使用方法によっては設置場所の契約電力が大きくなり、運用面で問題が生じる可能性がある。
そこで、今後普及が見込まれる大容量のバッテリーを搭載したEVに対応できる超急速充電器を導入する際の課題を探り、いかに効率的に運用するかを両社で検討する。
〈実証実験の概要図〉
この実証実験では、「コーナン西宮今津店」の駐車場にEV向けの超急速充電器(最大出力90kW)を1台設置し、充電サービスとして一般のEVユーザーに活用してもらう。
その充電データを基に実際の稼動状況を確認・分析することによって、効率的な充電器の運用方法や、さらには機器導入時における店舗も含めた最適な電力設備の構築形態を検討する。
この実証実験を通じて、超急速充電器の活用に関する知見を得るとともに、EVが主流となるような社会の実現を目指す。