ベイシアnews｜ベイシア真岡店に｢EV用急速充電器｣設置/今後設置を拡大

(株)ベイシア（群馬県前橋市、橋本浩英社長）は、(株)e-Mobility Powerと連携し、店舗に電気自動車（EV）用急速充電器を設置する。12月15日(水)に「ベイシア真岡店」で運用を開始し、今後、他店舗にも設置を拡大していく。

経済産業省が2020年12月に関係省庁と連携して策定し、2021年6月に改訂版を発表した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」では、2035年までに、乗用車新車販売で電動車100％を実現できるよう、包括的な措置を講じるとしている。また2030年までに急速充電器を3万基設置するなどして、ガソリン車並みの利便性を実現するとも記している。しかし現状のEV/PHV普及台数は28万台ほどで、全自動車のうち0.3%の普及割合にすぎないし、EV/PHVのような車が充電できる場所はまだまだ限られているというのが現状だ。充電器がない地域や充電待ちが生じている地域などもある。

しかし今後グリーン成長戦略をはじめとした政府の環境施策強化に伴って、EV/PHVがさらに普及していくと考えられる。トヨタもEV車生産強化を発表している。

公共性の高い商業施設に急速充電器を設置することで、顧客が買物時間を利用してより便利にEV充電ができるとともに、EV用充電器の空白エリアや充電待ちエリアの解消にもつながるという取り組みだ。