イオンnews|明治安田生命とパートナーシップ契約

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は、イオンフィナンシャルサービス(株)(白川俊介会長兼社長)とともに明治安田生命保険相互会社(永島英器社長)と健康増進や地域活性化、金融・保険領域における提供価値の拡充をめざし、包括的パートナーシップ契約を締結した。

まず、両社の経営層のコミットのもと、顧客の健康増進・地域活性化に資する5つの取組みを推進する。

(1)イオングループの店舗網と明治安田生命のコンテンツを活用した健康増進支援
イオングループが展開する全国の店舗や施設で、明治安田生命が提供する「健康に
向けた前向きな活動(健活)」を支援する多様なコンテンツを活用したセミナー・イベント等を、全国約3万6000人のMYリンクコーディネーター(営業職員)とイオンフィナンシャルサービスにて共催し、各地域生活者の健康増進への貢献を目指す。

(2)両社の地域ネットワークの掛け合わせによる地域社会への貢献
両社の全国の自治体とのネットワークおよびJリーグ等の共創パートナーと、イオング
ループの店舗ネットワークや決済サービスで構築される生活圏を組み合わせることで、地域振興や地域経済の活性化に資する取組みを展開する。

(3)カード事業の共同運営による顧客の体験価値向上
イオンフィナンシャルサービスおよび明治安田生命は両社の顧客を対象とするカード事業を共同で実施することで、両社サービスの強化に取り組む。第一弾として、提携クレジットカードの発行を通じ、保険料支払い時の利便性向上や、カード事業を起点とした新しいサービスの創出を推進する。

(4)データ利活用による健康分野を中心とした新たな価値共創
イオンフィナンシャルサービスと明治安田生命による共同データプラットフォームの構築を検討し、データ利活用を通じて、生活者の健康で豊かな暮らしのために、提供価値の創出・高度化や、新たな保険商品・健康増進サービスの開発に活かしていく。

(5)包括的パートナーシップの構築に伴う株式取得
パートナーシップの構築に伴い、明治安田生命はイオンの株式666万株の追加取得(保有株式数908万株、持分比率1.0%に増加)と、イオンフィナンシャルサービスの子会社であるイオン・アリアンツ生命保険株式会社の株式取得(持分比率85.1%)を実施する。

イオングループは2030年の姿として「『イオンの地域での成長』が『地域の豊かさ』に結びつく、循環型かつ持続可能な経営」を掲げ、現状の中期経営計画において、「新たな時代に対応したヘルス&ウエルネスの進化」による顧客の新たな健康ニーズへの対応と「イオン生活圏の創造」による地域貢献に取り組んでいる。

明治安田生命は2030年にめざす姿を「『ひとに健康を、まちに元気を』最も身近なリーディング生保へ」として、2「大」プロジェクトとして「みんなの健活プロジェクト」と「地元の元気プロジェクト」取組みを進めている。

両社の方向性に高い親和性があることから、両社の強みを活かすことで、社会課題の解決に寄与することを目指すためのパートナーシップ契約となった。

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