ローソンnews|平成29年度「なでしこ銘柄」小売業初の5年連続選出
(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は、2017年度(平成29年度)の「なでしこ銘柄」に、小売業として初のことだが、5年連続で選出された。
「なでしこ銘柄」は経済産業省と東京証券取引所が共同で選出する。「女性活躍推進」に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介する。この銘柄選出を通じて、企業への投資が促進され、同時に各社の取り組みが加速化していく。
東京証券取引所の全上場企業約3500社から、業種ごとに48社が「なでしこ銘柄」として選定される。選出のために、ダイバーシティ経営に必要とされる取り組みとその開示状況について評価が行われる。
同社は、性別・国籍・出身などにとらわれずに、多種・多様な考え方で、それぞれの力を発揮できる組織づくりを目指し、ダイバーシティ(多様性)を推進している。新卒採用時には、女性や外国籍社員を積極的に採用しており、営業職種のキャリア採用でも女性社員の起用に努めている。
さらに、ライフステージの変化に応じて女性が活躍できるよう、多種多様な取り組みを実施している。第1に事業所内保育施設の開園、第2に若手女性社員向けのキャリア開発研修、第3に育児休職中の女性への会社情報の提供や復職後のキャリア形成を目的とした集合研修、第4に女性管理職候補者を育成するビジネススキル向上研修などである。こういった取り組みによって、産休後の復職率は96.1%となっている。
一方、男性社員の意識改革として、育児休職取得を推進している。2015年度は70%、2016年度と2017年度は80%を超えている。