メガネスーパーnews|TOFセンサーによる接客行動の可視化・分析実証実験

(株)メガネスーパー(東京都中央区、星崎尚彦社長)は、TOFセンサーによる屋内位置測位と画像認識技術を用いた「接客行動の可視化・分析」の実証実験を行った。メガネスーパー麻布十番店で2018年12月26日から2019年1月24日までの約1カ月間、延べ約1400人の来店客を対象に実施した。TOFセンサーとは3D情報を検出して、複数物体の複雑な動きの検知・認識、その追跡を行うセンサー。

実証実験では、カメラによる画像認識技術を利用して店舗スタッフと来店客を判別する。日立LGデータストレージが提供するTOFセンサーを用いて店舗内の人の位置を把握。店舗スタッフと来店客の位置情報(移動・滞在)データから、店舗スタッフの接客行動を可視化して、売上げとの相関関係について分析している。

■来店客と店舗スタッフの動きを表す実験イメージ図

取得した位置情報とPOS情報を紐づけて、購入者と非購入者のそれぞれに対する接客行動を可視化すると、これまで把握できなかったスタッフごとの接客行動の差がわかった。たとえば、商品を売り上げる過程で、接客に非常に多く時間をかけるスタッフ、または、短い時間で効率的に売り上げるスタッフなど、客観的にスタッフごとの接客時の動きや時間、またそれらの傾向を把握することができたと分析している。メガネスーパーでは実証実験で得た考察を、今後、店舗における接客行動の改善などに活用していく。

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