パルコnews|サンエー浦添西海岸PARCO CITYをデジタル化支援
(株)サンエーが開発する沖縄県浦和市「サンエー浦添西海岸PARCO CITY」が、6月27日(木)にオープンする。同商業施設には店頭のデジタルコミュニケーションサービスが導入される。提供・運営するのは、パルコの子会社(株)パルコデジタルマーケティング(東京都渋谷区、守永史朗社長)である。
このデジタルコミュニケーションサービスは三つある。
一つは施設内コミュニケーショングループウェアと公式Webサイトの更新機能を一体化したクラウドサービス「PICTONA(ピクトナ)」だ。
入居する250ショップの施設管理者は、PICTONAの導入によって、スマートフォンやパソコンから簡単に、「今、伝えたい情報」を顧客に発信できる。また、ダッシュボード上からは自店コンテンツ、各投稿の閲覧数などの効果測定も可能となる。
来館する顧客への情報サービスでは、車客向けに周辺道路や駐車場の混雑状況を案内したり、施設から西海岸に沈む夕日の眺望を楽しむための日の入り時刻を表示したりする。これらは日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語・タイ語にも対応している。
二つ目はポスターボードやフロアサインをデジタル化し、大空間を演出する透過型LEDビジョンを導入して演出する。沖縄地区最大級となる横7m×縦3mの透過型LEDビジョンは、500名収容可能な2階センタープラザに掲げられ、大型映像で大空間を演出する。イベント情報や沖縄の魅力を映像で訴求する。
また、エスカレーターやエレベーターホールなど、重要拠点29カ所のポスターボードやフロアサインはデジタルサイネージ化して、情報を時間、場所ごとに応じて配信する。
3つ目はバックシステムの運営支援だ。「PICTONA」グループウェア機能導入で、事務作業をデジタル化する。施設管理者とショップスタッフの情報共有が、スマートフォンやパソコンから、いつでもどこでも簡単に行えるようになる。
スケジュール共有をはじめ、各種申請、承認(残業・工事・搬入・備品購入等)なども管理でき、ペーパーレス化にも繋がる。