イオンnews|リユース容器を利用した「Loop」商品13品目5/25販売開始
イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は5月25日(火)から、日用消耗品や食品などの繰り返し使えるリユース容器を利用した商品のショッピングプラットフォーム「Loop(ループ)」に参画するメーカー6社と、合計13品目の販売を開始する。日本国内でLoop商品の取り扱いができる小売業は、イオンだけとなっている。2022年春までに約50品目まで展開する予定だ。
Loopとは従来、使い捨てされていた洗剤やシャンプーなどの日用消耗品や食品などの容器や商品パッケージを、ステンレスやガラスなど耐久性の高いものに変え、繰り返し利用を可能にすることで、使い捨てプラスチックを削減する新たな商品提供システムである。この容器は約10回再利用できる耐久性を備えている。
容器の返却方法は、まず、店頭に設置されている返却ボックスで、QRコードのシールを発行し、使用済み容器に貼付する。そのQRコードを「Loopアプリ」でダウンロードし、スキャンする。返却ボックスに容器を投入すると、約2週間後に購入時に支払った容器代がアプリ経由で返却されるという仕組みだ。
イオンはループ・ジャパン合同会社(神奈川県横浜市、アジア太平洋リージョナルマネジャー:エリック・カワバタ)とともに、日本国内の日用品・食品メーカー各社と協力し、容器を回収、洗浄し再利用する「Loop」の取り組みを実施することで、これまでの「使い捨て」から「繰り返し」使うライフスタイルへのシフトを推進していく。
ループ・ジャパンは「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、循環型ショッピングプラットフォームLoopを日本で展開するソーシャルエンタープライズ(社会的企業)である。Loopは2019年1月に世界経済フォーラムダボス会議で発表されてから、世界3カ国で展開されており、今後日本を含めて6カ国に拡大される。
商品の価格帯は、本体価格798円から4100円で、この中に容器代が含まれている。例えば、Loopキシリトールガムライムミントは本体価格1900円だが、容器代が880円含まれている計算となる。
取り扱うのは、東京都の全17店舗と神奈川、千葉各1店舗の「イオン」「イオンスタイル」など合計19店舗とネットスーパー。2021年8月末までに関東の約50店舗への拡大を目指す。