サツドラnews | 北海道江差でMaaSの実証実験

サツドラホールディングス(株)(札幌市東区、富山浩樹社長)は北海道江差エリアでの地域住民向けMaaSの実証実験(以下、江差マース)を行う。2020年11月に締結した「北海道地域でのMaaS事業展開に関わる業務提携」に基づくもの。これは北海道経済産業局が公募した「北海道におけるMaaS実装化に資する収益循環モデルの事業性調査・分析事業」に採択され、実施する。

2022年2月に令和3年度事業を行い、サツドラが発行する独自のポイントカード「江差EZOCA」を使って、地域の公共交通サービスを活用とサツドラグループの店舗はじめ地域の商業施設での利用を促し、そこで得られたデータをもとに収益事業モデルとして確立を目指す。「江差EZOCA」は購入金額の一部(0.2%)が江差町に還元される地域応援型ポイントカード。
今回の令和4年度事業では新しい取り組みとしてLINEアプリを使った地域応援クーポンの発行やイベント情報の提供などの消費喚起を行う。またオンデマンドバスを運行させることで移動サービスの充実を図る。
実証実験の概要は以下の通り。
【実証実験概要(予定)】
①経済産業省「令和4年度地域新MaaS創出推進事業」
運行期間 2022年10月~11月末
運行エリア 江差町南部の一部地域(上町・下町エリア)
②国土交通省「令和4年度地域交通を共に創り出す新たなモデル事業」
運行期間 2022年12月~2023年1月末
運行エリア 江差町全域:上記+南部地域・北部地域 ※南部・北部で各エリア内の運行

利用対象者は①②とも上記運行地区の江差町住民および奥尻町からの江差町来訪者
予約方法は自動音声予約(電話)、LINE(スマホ)、据置端末(タブレットPC)を予定しており、運賃および支払方法は現在のところ調整中となっている。
今回の江差マースの主な機能
1.オンデマンド配車予約(自動音声、LINE、店頭据え置き端末)および移動
2.経路検索
3.店舗や商店街の情報配信
4.お買い物クーポンの配信
5.自治体イベント情報の配信
※2~5はLINE(スマホ)の利用者限定

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