ファミマnews|修繕依頼アプリ「管理ロイド」を加盟店全店に導入

(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は、5月から修繕依頼アプリ「管理ロイド」を、宮崎県、鹿児島県、沖縄県を除く全国の加盟店へ導入する。管理ロイドは(株)THIRDが提供するもの。

アプリを導入することで、店舗什器設備の故障時の早期修繕対応や予防・保全につなげ、安定した稼働と修繕対応の業務効率化を図っていく。

管理ロイドでは、店舗は設置された端末から、修繕が必要な箇所の画像や動画、音声によって報告する。それによって保守を担う協力事業者が遠隔で状況の診断を行う。作業員の店舗を訪問する回数や店舗との状況確認の時間を短縮し、修繕箇所の対応を早期に行うことで、販売什器の故障による販売機会ロスを軽減し、修繕費用を削減していく。


※管理ロイドにて修繕箇所を報告する店舗従業員

ファミリーマートでは2021年6月から2カ月間、愛知県の一部店舗で先行導入の実証実験を実施した。修繕完了までの日数が最大50%削減できる効果を得た。実証実験から得られた内容を管理ロイドに反映させ、全国の加盟店への導入となった。

加盟店舗の導入メリットは4点。第1は、修繕の依頼から完了までの進捗状況を確認することができる。第2は、店舗什器設備の修繕・復旧に合わせた店舗業務の調整が行える。第3は、修繕対応に関する報告書のデジタル化により、確認や検索も容易となる。第4は、報告書に使用する用紙費用の削減と業務の効率化にも繋がる。

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