ヤオコーnews|ファイル共有の新システム導入/1人当たり操作時間削減に効果
(株)ヤオコー(埼玉県川越市、川野澄人社長)は、ファイルフォース(株)(東京千代田区、サルキシャン アラム代表)が開発した法人向けクラウドサービス「Fileforce」(ファイルフォース)を導入し、ファイル共有における運用効率化とセキュリティ強化を進めている。
ヤオコーでは、従来はメール添付ファイル(PPAP)や他社製クラウドストレージを利用して外部とファイル共有を行ってきたが、脱PPAPや社外との双方向のファイル授受における、セキュリティ向上、運用の効率化を進めるために導入した。
ファイルフォースでは従来のオンプレミスのファイルサーバーやNASの使いやすさやアクセス権限などの運用を変えずに、安全なファイル編集やファイル共有機能をユーザー数無制限で提供する法人向けサービスとなっている。ヤオコーでは共同編集ファイルの送付削減時間は1カ月1人当たり32分(1回1分×8回×4ベンダー)、操作解析時間は1回当たり5分の短縮効果が得られた。
ヤオコーの担当者では「新規出店する土地の開発を担当する部署があり、これまで毎月、取引先の件数分、メールでデータを受信し、手動でExcelからPDFに変換、印刷してファイリングといった手順の作業がありました。こうした作業の効率化ができるため、その分の人員をほかのコア業務に充てられる」と効果を語っている。