サイバーマンデーnews|米国では過去最高記録79億ドルの売上げを達成

「サイバーマンデー(Cyber Monday)」は、アメリカ合衆国で11月第4木曜日のサンクスギビングデー(感謝祭)の次の月曜日を指す。今年は11月26日だった。

「感謝祭」翌日の金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、この日からホリデーシーズンと呼ばれるクリスマスセールが始まる。そのブラックフライデーと翌土曜・日曜には実店舗で買い物を楽しむ。しかし月曜日には仕事に戻って、オフィスからオンラインショッピングをする人が多い。旦那がオフィスからなら、奥方は家庭からオンラインショッピングをする。家族や恋人へのプレゼントはサプライズの方がいいから、パーソナルなネット売上げが増大するのだ。そのため、多くのショッピングサイトが「サイバーマンデーセール」として値下げセールを行うようになった。

例年、この日は年間でオンライン販売が最大となる。アドビ・アナリティクスの算出によると、今年も推定7500万人が買物をし、79億ドル(1ドル100円換算で7900億円)を売り上げ、過去最高記録となった。

特に西海岸地域では、夕刻の3時間の売上高が通常の日の1日の平均に達した。また今年、ターゲットとアマゾンでは無料配達に必要な最低購入額を撤廃しており、両社の売上げは前年度比20%ほど増加した。

買物客1人当たりの平均購入額は138ドルで、昨年より6%増加している。割引率が最も高いのは玩具。トイザらス倒産後、小売各社が玩具販売を拡充したことが、その背景にある。ターゲットでは30%引き、コールズ百貨店では、レゴのセットを30%から40%値引きして販売している。

ただし、オンライン販売は価格比較がしやすいため、各社とも利益をかなり削って売価を下げている。これも小売業界のニュー・ノーマルと言うことになるのだろう。

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