全米小売業協会news|感謝祭の週末に1億8960万人が買物/平均361.9ドル
全米小売業協会(NRF)は 12月3日、今年の感謝祭からサイバーマンデーまでの5日間にホリデーショッピングをした人は1億8960万人で、昨年の1億6580万人より14%増えたと発表した。
買物客の平均購入額は、前年の313.29ドル(1ドル100円換算で3万1329円)から16%増加して361.90ドル(3万6190円)となった。このうち、71%に当たる257.33ドル(2万5733円)がギフトに費やされた。
世代別に見ると、25歳~34歳が440.46ドル(4万4046円)と最も多く、次に35歳~44歳の439.72ドル(4万3972円)が続いた。
購入方法について見ると、1億2400万人が店舗で、1億4220万人が小売業のウェブサイトで、7570万人が実店舗とネットの両方で買物をしている。この両チャネルを使った人たちの平均購入額は366.79ドル(3万6679円)で、それ以外の人より25%多く支出した。
店舗が最も繁盛したのは、ブラックフライデーで買物客は8420万人、スモールビジネスサタデー(ブラックフライデーとサイバーマンデーの間の土曜日のこと)の5990万人、サンクスギビングデー(感謝祭当日)の3780万人、日曜日の2920万人、サイバーマンデーの2180万人と続く。
オンライン販売では、ブラックフライデーに買物をした人は9320人で、初めてサイバーマンデーに買物をした人の8330万人を超えた。続いて土曜日が5820万人、感謝祭が4970万人、日曜日が4310万人。オンラインでの購入の動機は、49%の人が無料配達をその理由として挙げていて、昨年の42%を上回った。オンライン注文して店舗で受け取るのは20%で、これも昨年の15%を上回っている。そのほか、限定セールや販促が36%、アプリが21%となっている。
また、買物のきっかけとなったのは、小売業者からのセールや販促のメールだと回答した人が39%に上り、チラシ広告やオンライン検索に頼る人の38%を上回った。75%の人がモバイル機器を検索、売価比較、購入に利用していて、昨年の66%を大きく上回った。
購入した商品は、衣料品が58%、玩具が33%、家電が31%、書籍・音楽・映画・ビデオゲームが28%、ギフトカードが27%だった。
購入店舗は、百貨店が50%、衣料品店が36%、食料品店が34%、家電販売店が32%、ディスカウントストアが29%だった。
平均すると、消費者はこの5日間でホリデーシーズンの買物の52%を終えている。昨年は11月第4木曜日の感謝祭が今年より6日前の23日だったこともあって44%だった。
この調査は6746人の消費者を対象に、先週水曜日から今週月曜日にかけて、プロスパー・インサイツ&アナリティックスによって行われた。