コストコnews|第3Q営業収益526億ドル16.1%増/8四半期連続の増収増益
会員制倉庫型店舗のコストコホールセール(ワシントン州イサクア市、クレイグ・ジェリネックCEO)は5月8日で終了した2022年8月期第3四半期の決算を発表した。
第3四半期の売上高は516億1200万ドル(1ドル100円換算で5兆1612億円)で16.3%増、会員費収入が9億8400万ドル(984億円)で9.2%増、それらを合計した営業収益は、525億9600万ドル(5億2596億円)で16.1%増となった。営業利益は17億9100万ドル(1791億円)で7.7%の増加、純利益は13億5300万ドル(1353億円)で10.9%増と伸長した。2020年8月期の第4四半期以降、8四半期連続の増収増益だ。
既存店売上高は14.9%増加した。エリア別では米国内が16.6%増、カナダ15.2%増、そしてその他の海外店舗で5.7%増加した。eコマース売上高は7.4%の増加。ガソリン売価と為替の影響を除くと、米国内で10.7%、カナダで12.8%、その他海外店舗で9.1%、全体では10.8%それぞれ増加した。eコマースは7.9%の増加だった。
粗利は前年比で約1%下がって10.2%、会員費収入は9.2%増え、総収入の1.9%(前年同期は2.0%)、純利益の72.7%(73.9%)を占めた。
会員更新率は、世界中で初めて90%を超え、第2四半期比で0.4%増加し、同期末で6440万世帯、1億1660万人となり、前年比ではそれぞれ6%増えた。エグゼクティブ会員は、全会員の43%を占めており、世界の売上げの71%以上を占める。
好調だったカテゴリーは、キャンディ、雑貨、タイヤ、玩具、宝飾品、眼鏡、ホーム用品、衣料品、ベーカリー、デリだった。不調だったのは、アルコール飲料、事務用品、スポーツ用品、ハードウェアで、これらは前年度特に売上げが伸びたカテゴリーだ。他のビジネスでは、ガソリンの売上げが大きく伸長した。
5月8日時点で同社は、世界12カ国に830の倉庫店を展開している。