ウォルマートnews|2022年度ESG進捗レポートを発表/食品320万トンを寄付

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)が2022年度のESG(環境・社会・ガバナンス)に関する進捗状況のレポートを発表した。

アメリカの世帯の90%がウォルマート店舗から10マイル以内に居住している。コロナ禍の過去2年間、食品や生活必需品を継続的に提供する重要なアクセスポイントとして機能してきた。またEDLP戦略によって顧客に手頃な価格オプションを提供してきた。世界中の1万0500店で販売し、配送し、ピックアップサービスで対応してきた。また米国内で2006年以降、70億ポンド(約320万トン)の食品を、フードバンクの「フィード・アメリカ」に寄付している。

COVID-19関連では、5100店舗にワクチン接種会場を設置した。2022年1月時点で、ワクチンの80%は医療施設が不足している地域で接種が行われた。

気候変動では、2005年から継続的に取り組んでいて、2017年に「プロジェクト・ギガトン」を発足させた。これはサプライヤーとともに、2030年までに世界のバリューチェーンから10億トン(1ギガトン)の温室効果ガス排出量を削減または回避するという目標を掲げたもので、現在までに5億7400万トンの削減を達成し、目標達成の中間点を超えている。

また経済的な機会拡大として、ウォルマートは2017年からインド、メキシコ、中アメリカの小規模な農場の73万の農民を支援してきた。このうち、40%が女性である。

ウクライナ戦争、インフレーション、景気の先行き不安など多くの問題がある難しい時期だからこそ、ESGに対する取り組みがその後の成長のためにさらに重要になる。

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