ウォルマートnews|’22通期営業収益6113億ドル・6.7%増/過去最高収益更新

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)が1月31日で終わった2023年1月期の第4四半期と通期決算を発表した。

第4四半期の営業収益は1640億4800万ドル(1ドル130円換算で21兆3262億円)で前年同期比7.3%増加した。営業利益は 55億6100万ドル(7229億円)で5.5%減少。また純利益は62億7500万ドル(8158億円)で76.2%増となった。

部門別では「ウォルマートUS部門」の売上高が1137億4400万ドルで8.0%増、営業利益は53億8200万ドルで3.8%増加した。既存店では売上高(ガソリン販売を除く)は8.3%増、客数は1.8%増、客単価は6.3%増。またeコマースは17%増加した。

「ウォルマート国際部門」の売上高は275億7500万ドルで2.1%増、為替の影響を除くと、285億ドルで5.5%増と、為替変動によって約9億ドルのマイナス影響を受けている。営業利益は2億8900万ドルで65.3%減少した。メキシコ部門のWalmex、中国、カナダ部門がとくに好調だった。

「サムズクラブ部門」の売上高は214億2400万ドルで11.3%増、営業利益は5億1500万ドルで6.2%減少した。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は12.2%増、客数が6.7%増、客単価が5.2%増。さらに会員費収入も7.1%増加し、会員数は過去最高となった。

そして通期の結果は以下の通り。売上高は6058億8100万ドル(78兆7645億円)で前年比6.7%増、会員費収入54億0800万ドル(7030億円)で8.3%増。そしてこれらを合わせた営業収益は6112億8900万ドル(79兆4677億円)で6.7%増加した。営業利益は204億2800万ドル(2兆6556億円)で21.3%減少。純利益は116億8000万ドル(1兆5184億円)で14.6%減少した。

部門別では「ウォルマートUS部門」の売上高が4205億5300万ドルで6.9%増、営業利益は206億2000万ドルで4.5%減少した。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は6.6%増加した。

「ウォルマート国際部門」の売上高は1009億8300万ドルで0.02%増のほぼ横ばい、営業利益は29億6500万ドルで21.1%減少した。為替の影響を除くと、売上高は9.0%増、調整済み営業利益は8.9%の増加となった。

「サムズクラブ部門」の売上高は843億4500万ドルで14.7%増、営業利益は19億6400万ドルで13.1%減少した。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は10.5%増加した。さらに会員費収入は8.6%増加した。

また、宣伝広告収入はアメリカ国内で41%、世界で20%増加した。

2023年度(2024年1月期)の予測として、第1四半期は売上高で4.5~5.0%の増加、営業利益で3.5%~4.0%の増加(為替の影響を除く)、調整後1株あたりの利益で1.25~1.30ドルを予測している。これらは、インフレーションによるLIFOチャージを含む。

また通期では、売上高で2.5~3.0%の増加(為替の影響を除く)、ウォルマートUS部門の既存店売上高が2.0~2.5%の増加(ガソリン除く)、サムズクラブ部門の既存店売上高が5.0%の増加(ガソリン除く)、ウォルマート国際部門の売上高が6.0%の増加(為替の影響を除く)、営業利益は3.0%の増加(為替の影響を除く)を予測する。

ダグ・マクミロンCEOは、「私たちの勢いにワクワクしています。ウォルマートチームは今年を締めくくる強力な四半期を達成しました。昨年直面した在庫とコストの問題に対処するため、迅速かつ積極的に行動したことで、過去2四半期は好結果となりました。第3四半期についた勢いはさらに増し、今も続いています。新年度のスタートに向けて、私たちは良い位置につけています」と述べている。

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