TJXnews|第3Q売上高133億ドル9.0%増・純利益12.0%増の増収増益
米国のオフプライスストア(OPS)業態1位のTJXCompanies(マサチューセッツ州フレーミングハム、アーニー・ヘルマンCEO)が、2024年1月期の第3四半期決算を発表した。OPSは百貨店や専門店の売れ残り商品を集め、低価格で販売する業態である。
第3四半期売上高は132億6500万ドル(1ドル150円換算で1兆9898億円)で前年同期比9.0%増、純利益は11億9100万ドル(1787億円)で12.0%増と好調だった。特に客数の好調にけん引され、既存店売上高は6%増加した。
また第3四半期までの累計期間では、売上高は378億0600万ドル(5兆6709億円)で前年同期比6.7%増、純利益は30億7100万ドル(4607億円)で24.8%増の大幅伸長。既存店売上高は5%増。
ヘルマンCEOは、「第3四半期の好業績とチームの実行力に非常に満足しています。特に、Marmaxx部門とHomeGoods部門では、客数の増加によって既存店の売上げが大幅に増加しました。私たちの展開エリアや幅広い顧客層にとって、TJXのバリューと刺激的な宝探しのようなショッピング体験が消費者の共感を呼び続けています」と力強く語る。インフレ下ではTJXのようなオフプライス業態やディスカウント業態は力を発揮する。
期末店舗数は主要バナーのT.J.Maxx(ヨーロッパとオーストラリアではT.K.Maxx)は2036店、Marshallsが1302店、HomeGoodsが914店、Homesenseが290店、アウトドア用品のSierra Trading Postが90店、そしてカナダで展開するWinnersが302店で、合計は4934店舗となった。