ウォルマートnews|’23年度年商6426億ドル6.1%増・純利益32.8%増

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)が1月31日で終了した2024年1月期の第4四半期と通期決算を発表した。

第4四半期(23年11月~24年1月)の営業収益は1733億8800万ドル(1ドル150円換算で26兆0082億円)で、前年同期比5.7%増加した。営業利益は72億5400万ドル(1兆0881億円)で30.4%増加、純利益は54億9400万ドル(8241億円)12.4%減少した。

部門別では、「ウォルマートUS」が売上高1176億4300万ドルで3.4%増、営業利益は60億7500万ドルで12.9%増だった。ガソリン販売を除いた既存店売上高は4.0%増、客数は4.3%増、客単価は0.3%減。

国際部門の「ウォルマートインターナショナル」の売上高は324億1900万ドルで17.6%増、営業利益は14億3800万ドルで397.6%増加した。

また会員制倉庫型店舗の「サムズクラブ」は、売上高218億5200万ドルで2.0%増、営業利益は6億2000万ドルで20.4%増加した。ガソリン販売を除いた既存店売上高は3.1%増、客数は3.6%増、客単価は0.4%減。

さらに通年では、今年もまた過去最高収益を記録した。

売上高は6426億3700万ドル(96兆3956億円)で前年比6.1%増、会員費収入54億8800万ドル(8232億円)で1.5%増。そしてこれらを合わせた営業収益は6481億2500万ドル(97兆2188億円)で6.0%増加した。また利益面では、営業利益は270億1200万ドル(4兆0518億円)で32.2%増、純利益は155億1100万ドル(2兆3267億円)で32.8%増と大幅アップした。

部門別では「ウォルマートUS部門」の売上高が4418億1700万ドルで5.1%増、営業利益は221億5400万ドルで7.4%増加した。ガソリン販売を除いた既存店売上高は5.6%増加した。

「ウォルマート国際部門」の売上高は1146億4100万ドルで13.5%増、営業利益は49億0900万ドルで65.6%増加した。ただし為替の影響を除くと、売上高は10.6%増、調整済み営業利益は15.4%の増加となった。

「サムズクラブ部門」の売上高は861億7900万ドルで2.2%増、営業利益は21億9200万ドルで11.6%増加した。ガソリン販売を除いた既存店売上高は4.8%増加した。

eコマースは、第4四半期に世界で23%増加した。年間ではeコマースの世界総売上高が1000億ドルを超えた。また全世界の広告収入は、年間で28%増加し、34億ドルに到達した。

ダグ・マクミロンCEOのコメント。
「私たちのチームはすばらしい第4四半期を達成し、通期も好調に終了しました。ウォルマートのeコマース売上高は1000億ドル(15兆円)を超え、ホリデーシーズンの最も取引高が多かった時期でも、顧客エクスペリエンスを向上させることで、市場シェアを向上させることができました。私たちはチームを誇りに思っています。今後も顧客と会員のため、価格引き下げをさらに進めていくことにワクワクしています」

2025年1月期の通期予測では、総売上高が3.0~4.0%増、営業利益が4.0~6.0%増、調整後1株あたりの利益が6.70~7.12ドル(株式分割後は2.23~2.37ドル)を見込んでいる。

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