ウォルマートnews|アソシエートにボーナス支給

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、アソシエートと呼ばれる一般社員にもボーナスを支給すると発表した。既に過去5年で、アソシエートの時給を30%引き上げ、国内の平均時給は18ドル(1ドル150円換算で2700円)となっている。また、福利厚生も厚くし、年金プランである401K(確定拠出年金制度)も導入している。

今回、時給社員に対するボーナスの支給を加え、勤務態度、顧客サービス、長期就労などで貢献した社員に対して、年間で最大1000ドル(15万円)を支給する。また、不足しているメンテナンスの技術者などを養成するためのプログラムを始める。これらの職種には時給19ドル~45ドル(2万8500円~6万7500円)が支払われる。

また、リブ・ベター・Uの職業訓練プログラムのコースを拡大し、新しく50以上のスキル認証を加える。これらによって、社員の昇進と昇給の機会を増やす。

ウォルマートは2010年代後半から管理職を削減したため、残った人が長時間労働を強いられて離職者が増加していた。離職率を低減するため、2021年6月に店舗従業員向けの統合業務アプリ「ミー@ウォルマート(Me@Walmart)」を導入した。

「ミー@ウォルマート」には、勤務シフトの確認と変更申請ができる「スケジューリング」、画面をタップするだけで出勤登録できる「モバイル・クロック・イン」、スマホをトランシーバーのように使える「プッシュ・トゥ・トーク」、商品の陳列場所や業務に関する質問などに回答する音声アシスタント「アスク・サム」などの機能が統合されている。この業務用機能のほかに、社員は給与や福利厚生、社員割引、社内での昇進機会などを簡単に確認できる機能もある。

ウォルマートはこれら社員に対する投資によって、社員の個人的そして職業的な成功を援助する。創業者のサム・ウォルトンは「普通の人たちは、力を発揮できる機会と励ましさえ与えられれば、何事をも成し遂げることが出来る」と説いている。

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