ライトオンnews|上半期売上高398億円7%減/経常306%増で減収大増益

ジーンズを中核アイテムとしたカジュアルウェア販売専門店の(株)ライトオン(茨城県つくば市、川埼純平社長)が、2018年8月期第2四半期の業績を発表した。

上半期(2017年8月20日~2018年2月20日)の売上高は397億9000万円(前年同期比7.1%減)、営業利益9億3800万円(302.1%増)、経常利益9億2200万円(306.2%増)四半期純利益4億1600万円(前年同四半期は1億6000万円の四半期純損失)となった。

営業利益率は2.4%、経常利益率は2.3%。


商品面では、ライトオンの強みであるナショナルブランドとの取組みを強化した。ライトオン別注商品を拡充するなど、品揃えを充実させた。プライベートブランドでは「MOCOMOCO Jeans」シリーズや「和製デニムシリーズ」など、素材を厳選した機能的な商品を開発した。

販売促進面では、ジーンズをキーアイテムに「商品の良さを伝える」積極的な情報発信を行い、ブランディングの確立に努めた。また、既存の販促メディアからデジタルメディアへの移行を推進し、来客数向上を意図した。

店舗展開は、「トリエ京王調布店」をはじめ8店舗を出店し、一方で16店舗を閉鎖した。この結果、第2四半期末の店舗数は505店舗となった。また既存店のリニューアルも進めた。ウィメンズやボトムの売場を、入店しやすく買い回りしやすいレイアウトに変更した。

上記の施策を進めて改善を図ったが、店舗閉鎖の結果、売上高は減収となった。さらに上半期前半の気温変化や台風などの天候不順で秋物商品が苦戦した。また定番商品のリニューアルを進めたキッズ部門が、品揃えのバランスを欠き、大きく苦戦した。12月のブラックフライデーセールの成功や春物商品前倒しなどプラス要因はあったものの、客数の回復が図れなかった。

利益面では、不振店閉鎖をはじめ、在庫管理制度の向上と社内業務改善効果や値下げロスの抑制、販管費および一般管理費の提言に努めたことで、大きく増益となった。

通期業績は、売上高770億円(前期比0.8%減)、営業利益12億円、経常利益11億5000万円、当期純利益1億5000万円を見込んでいる。

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