イオン北海道news|第2Q 売上高1575億円71.9%・経常利益4.4%の増収増益

イオン北海道(株)(札幌市白石区、青栁英樹社長)が2021年2月期第2四半期の決算を発表した。

第2四半期までの累計の売上高1575億4900万円(前年同期比71.9%増)、営業利益33億6000万円(5.1%増)、経常利益33億5400万円(4.4%増)、四半期純利益24億2700万円(21.0%増)と大幅な増収増益だ。

しかし営業利益率、経常利益率ともに2.1%。

食品部門の売上高は、新型コロナウイルス感染拡大によってゴールデンウイーク、お盆期間のハレ型商品のニーズが減少した一方、在宅需要の高まりによって内食関連商品が好調に推移し、前年同期比約2.2倍(旧マックスバリュ北海道店舗を含む既存店前年同期比3.0%増)と伸長した。

住居余暇部門も需要に応える売場提案を行い、衛生用品、ゲーム関連用品、手芸用品が伸長し、15.0%増(同じく旧マックスバリュ北海道店舗含む既存店前年同期比0.2%増)だった。

衣料部門はファッションマスク関連、リラクシングウェアなど新しい生活様式に対応したカテゴリーは伸長したが、社会催事の自粛・中止や在宅勤務の増加などの影響が大きく、売上高が24.7%減(旧マックスバリュ北海道店舗含む既存店前年同期比24.4%減)となった。

営業総利益は、第1四半期において利益率が高い衣料部門、住居余暇部門の売上げ不振や営業を自粛したテナントの地代家賃収入などが減少したものの、第2四半期から客足が戻ったことで売上げが回復し、テナント収入の影響も小さくなった。

四半期純利益は、経営統合や新型コロナウイルス感染拡大における対策費用、減損損失などで特別損失12億3200万円を計上した。一方で、年金制度改定関連など特別利益9億2800万円を計上した結果、24億2700万円の増益となり、過去最高益を更新した。

第2四半期は利益率が高い衣料、住居余暇の売上高が回復したこと、不要不急の出張の抑制、店舗活性化計画の見直し、電気料金など経費の削減によって、利益改善を図ることができた。そのため、通期は売上高は据え置いたが、利益を上方修正した。その通期売上高は3200億円、営業利益は前回予想比15億円増の85億円、経常利益15億円増の85億円、四半期純利益9億円増の53億円を見込んでいる。

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