コーナン商事news｜23年度年商4727億円7.7％･経常利益9.0％の増収増益

コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)が2024年2月期決算を発表した。営業収益は4726億5500万円（前期比7.7％増）、売上総利益1708億0600万円（6.9％増）、販売費及び一般管理費は1630億1800万円（6.1％増）で、営業利益は240億9700万円（9.4％増）、経常利益は225億9800万円（9.0％増）、純利益は140億5400万円（前期比6.2％増）の増収増益だ。

営業利益率は5.1％、経常利益率は4.8％。

コーナン商事では2021年4月に公表した「第3次中期経営計画～ずっと大好きや！！コーナン～これからもあなたにぴったり」の計画達成に向けた各種施策に取り組んだ。

コーナン単体をみると、HC業態はペット用品、日用品、PRO商材などが好調に推移。粗利益率は一部価格強化の影響により低下したが、営業利益率は、コーナン単体では経費コントロールの成果もあり上昇した。PRO業態は顧客ニーズを捉え売上高は堅調を維持。粗利益率は、価格や原価の見直しにより上昇営業利益率も、HC業態を上回った。

既存店売上高は101％の微増も、業界全体の2.2％減を大きく上回った。価格の見直しと、売れ筋商品の価格施策が結果につながった。

子会社の建デポは売上高が471億7000万円の前期比5.6％増と好調。また、2023年6月1日付で株式取得した(株)ホームインプルーブメントひろせは177億4800万円、コーナンベトナムは37億5700万円の22.1％増。

グループ全体で30店舗を出店して3店舗を閉店した。またホームインプルーブメントひろせの32店舗が加わり、2月末現在のグループの店舗数は595店舗。なお、KOHNANVIETNAM CO., LTD.の事業年度は、2023年1月1日から2023年12月31日のため12月31日時点の店舗数だ。