マツキヨココカラnews|年商1兆1174億円5.6%増・経常利益4.2%増
(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が2026年3月期の本決算を発表した。
2025年4月1日~2026年3月31日の連結業績は、売上高1兆1174億4000万円(前年比5.3%増)、営業利益849億3500万円(3.5%増)、経常利益898億5500万円(4.2%増)、当期純利益557億7600万円(2.0%増)で、増収増益だった。
営業利益率は7.6%、経常利益率は8.0%。

同社は2031年3月期のグループ経営目標に向け、「価値を共創し分かち合う」という基本的な考え方に基づき、「差別化戦略」「投資戦略」「社会貢献・還元」の3つの重点戦略を推進した。
同社が展開する「マツモトキヨシ」がインターブランド社の「Best Japan Brands 2026」で63位にランクインし、ドラッグストアとして国内トップの評価を獲得した。また、従業員の健康管理を経営視点で推進する取り組みが評価され、「健康経営優良法人2026(ホワイト500)」に認定された。
マツモトキヨシグループ事業の売上高は7114億1300万円(6.6%増)、セグメント利益は608億1800万円(4.9%増)。
1億6955万の顧客接点を活用し、店舗とアプリ・オンラインストアを融合する施策の推進や、ドラッグストアと調剤事業のシームレスな連携による顧客の利便性向上、デジタル技術による運営効率化など「差別化戦略」を推進した。
PB商品では、誕生10周年の節目として、初の体験型ポップアップストア「matsukiyoBeautySchool」の開催や、業界初となる人気コスメブランドとのスペシャルコラボレーションを実施した。また「INJESK(インジェスク)」に続き、高品質な新スキンケアブランド「MQUREderma×(エムキュアダーマバイ)」の展開を開始するなど、市場ニーズを捉えた高付加価値な商品開発を推進している。さらに、メーカーとの取り組みによる共創品や専売品の発売、「ARGELAN(アルジェラン)」や「RECiPEO(レシピオ)」など既存ブランド商品のリニューアルやラインナップの拡大も継続して行っている。
都市圏を中心とする重点エリアへの出店強化と、調剤併設化の推進、ASEANを中心とした新規国進出も含めた海外事業の拡大など、「投資戦略」を推進している。また、グループの新たな取り組みを象徴する店舗展開を推進するため、6店舗目のフラッグシップである「マツモトキヨシ渋谷Part1店」を全面リニューアルした。日本初、ドラッグストア初などの商品を展開し、大型LEDサイネージによる空間演出で期待感を醸成する情報発信基地「SHIBUYASCRAMBLEFLAG」をオープンした。
2026年3月末時点で、国内店舗数は1970店。このうち調剤薬局は481店舗、厚生労働省の認可を受けた健康サポート薬局は33店舗となった。薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗は313店舗まで拡大した。また、海外店舗数は、タイ王国で37店舗、台湾で23店舗、ベトナム社会主義共和国で20店舗、香港で18店舗、マレーシアで1店舗の合計100店舗となった。
ココカラファイングループ事業の売上高は3899億7700万円(1.1%増)、セグメント利益は2138億0500万円(0.3%減)。
国内における「差別化戦略」「投資戦略」などの重点戦略に対して、マツモトキヨシグループ事業と同様の取組みを実行するとともに、アプリを活用した効率的かつ効果的な販促策の実施によりロイヤルカスタマーの醸成を推進している。また、収益性の向上を目指し、計画に基づいて人的資本の再配置や経営資源の最適化を目的としたスクラップ&ビルドを推進している。
2026年3月末時点で、国内店舗数は1536店。このうち調剤薬局数は538店舗。
アンドカンパニー事業の売上高は129億4800万円、セグメント利益は2億円。
2025年10月1日に、九州北部を中心に調剤薬局及びドラッグストアを展開する(株)新生堂薬局を子会社化したことにより、第3四半期より新たに報告セグメントとして追加している。両社のノウハウ・リソースを融合させることで、ドミナントエリアにおけるシェア拡大と顧客の利便性向上を図っていく。シナジー創出に向けて、商品調達やシステムの統合など具体的な検討及び施策を推進している。2026年3月末時点で、国内店舗数は112店。このうち調剤薬局数は93店舗。
2027年3月期は、売上高1兆1550億円(3.4%増)、営業利益875億円(3.0%増)、経常利益915億円(1.8%増)、当期純利益590億円(5.8%増)を見込む。
