10月外食産業統計|売上高1.7%と26カ月連続増収/全業態前年超

一般社団法人日本フードサービス協会(JF)が、10月の外食産業市場動向調査を発表した。

フードサービスを業態別に集計し、新店を含めた全店を対象に調査する。10月末時点で、調査対象企業数は9月に比べて2社増えて201社。店舗数は3万6380店舗で、1カ月で222店舗減少した。


(日本フードサービス協会「データからみる外食産業」より:以下同じ)

10月は、月初めに台風接近はあったものの比較的天候に恵まれたことで、客数が2.2%伸長した。それにより売上げは1.7%増加して、26カ月連続で前年を上回った。前年に比べて東京都は8日雨天日数が少なく、大阪府も11日少なかった。また、気温は、東京都、大阪府ともに前年より高かった。

業態別では、喫茶4.4%、居酒屋4.1%、パブ・ビアホール2.0%、ディナーレストラン1.9%、ファストフード1.5%、ファミリーレストラン0.7%と全業態が前年を上回った。

喫茶が好調だったのは、気温が高かったことで、冷たいドリンクの売れ行きも良かったことと、会員制プリペイドカードの発行数増大効果によるもの。居酒屋は、安定した天候から客数が3.9%伸長したことで、売上高が伸びた。

ファストフードの「和風」は4.1%増収。これは、9月10日から10月21日まで、はなまるうどん、吉野家が連携して開始した「3社合同定期券」効果だ。9月の統計で詳細を掲載した。このキャンペーンで9月も売上高6.1%と伸長したが、10月も引き続き効果が続いている。

>外食市場動向2018年10月

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