True Data news|ドラッグストア6月インバウンド調査「洗顔料」、1位キュレル
データマーケティングの(株)True Data(東京都港区、米倉裕之社長)が、全国ドラッグストアのID-POSデータ解析による2019年6月のインバウンド消費動向調査を発表した。
日本政府観光局によると、6月の訪日外国人数は前年同月比6.5%増の288万人で、6月として過去最高を記録している。
しかし、ドラッグストアの1店舗当たりインバウンド売上金額は前年同月比20.1%減とマイナス傾向が続いている。1レシート当たりの購買単価は1万6116円で6.8%増加したが、1店舗当たりの購買件数が25.2%減少したことが大きく影響した。
■ドラッグストアのインバウンド消費購買金額の推移 1店舗あたりの売上金額(円)
売上げ個数ランキング1位は5月に引き続き「キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム」。乾燥性敏感肌の顧客向けに開発されたキュレルブランドだ。
2位も「キュレル 泡洗顔料」。圏外から過去最高の2位に急上昇した。ボトルをプッシュすると、きめ細かな泡が出て肌を強くこすらずに洗顔ができる。訪日リピーターが増え、買物のニーズが「大量のお土産」から「自分が使いたい商品」に変化していることが、洗顔料の人気に影響している。
キュレルは、花王グループ化粧品事業のグローバル戦略ブランド「G11」の一つに選定されていて、日本を含むアジア・欧州での展開を強化する。8月にはシャンプー・コンディショナーなどのリニューアルを行い、夜用リップバームも発売する予定だ。