7月訪日外客数統計|329万2500人/5カ月連続で300万人超
日本政府観光局(JNTO)が発表した7月の訪⽇外客数は329万2500人で、前年同月比では41.9%増、2019年同月比では10.1%増だった。同月過去最高であった2019年7月の299万1189人を30万人上回り、5カ月連続で300万人を突破した。また、2カ月連続で単月として過去最高を記録した。7月までの累計では 2106万9900人となり、過去最速で 2000万人を突破した。
東アジアや欧州など学校休暇により訪⽇需要の高まりが見られた市場が前月から大きく拡大したほか、引き続き、東アジアでは台湾、東南アジアではフィリピン、欧米豪・中東地域では米国などで訪⽇外客数が増加したことが、今月の押し上げ要因となった。
23市場のうち、韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域の19市場で 7月として過去最高を記録したほか、香港、メキシコでは単月過去最高を更新した。
国・地域別トップ5は、中国が77万6500人(2019年比26.1%減)、韓国が75万7700人(34.9%増)、台湾が57万1700人(24.5%増)、香港が27万9100人(28.7%増)、米国が25万1200人(60.1%増)だった。
昨年3月に策定された第4次観光⽴国推進基本計画では3つの柱「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」が示されるとともに、旅⾏消費額・地方部宿泊数等に関する新たな政府目標が掲げられている。これらの実現に向けて、市場動向を綿密に分析しながら、戦略的な訪⽇旅⾏プロモーションに取り組んでいく。