3月家電チェーン統計|販売額4032億円0.2%/通信家電12.8%伸長

経済産業省発表の「商業動態統計速報」では、3月の家電大型専門店販売額は4032億円で、0.2%とわずかにプラス。店舗数は2.1%増加し、2530店舗となった。

(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)

カテゴリー別に見ると「通信家電」が12.8%と大きな伸び。新年度・新学期を迎える前の月だけに、携帯電話などの売上げが伸びたのだろう。カメラ類、生活家電、AV家電もわずかながら前年をクリアした。一方でパソコンなどの情報家電が5.1%減収となった。

主要家電大型専門店で月次報告を公表している3社の3月の結果は、以下の通り(%は前年同月比)。ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ノジマなどは公表していない。

(株)ビックカメラ
ビックカメラ+コジマ 全店売上げ +10.6%
ビックカメラ 全店売上げ +12.1%

(株)エディオン
全店売上げ  ▲2.3%
直営店売上げ ▲2.6%

(株)ケーズホールディングス
グループ売上げ +2.7%
*グループ(ケーズホールディングス、デンコードー、ギガス、関西ケーズデンキ、ビック・エス、北越ケーズ、九州ケーズデンキ、FC)

3月は「ビックカメラ」は二桁増で好調。「ケーズホールディングス」もプラスとなったが、「エディオン」は苦戦した。

「エディオン」と「ケーズホールディングス」は3月決算。「エディオン」は3月はマイナスだったが、年度累計を見ると売上げ1.3%、直営店売上げ1.2%とともに前期を上回っている。また「ケーズホールディングス」も年度累計は2.9%増で前期を超えることができた。

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