日生協news|「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」5/21から実施

日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、本田英一代表理事)は、5月21日から1年間、「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」を実施する。これは公益財団法人「世界自然保護基金ジャパン(WWF ジャパン)」がインドネシア領ボルネオ島で行う環境保全活動を支援するためのもの。

コープの洗剤にも使われているパーム油の一大生産地であるボルネオ島では、農園の開発が急速に進んでいて、この40年で34%の自然林が失われた。パーム油の原料となるアブラヤシの畑が年々拡大していることが森林喪失の大きな原因になっている。とくに、小規模な農園では、低い生産性を農地拡大によって補おうとするため、周囲の貴重な森林を伐採したり、必要以上に農薬を使用したりするケースも多く、環境破壊や生体系破壊の危機などさまざまな問題が起きている。

日生協が支援する「ボルネオ島森林保全プロジェクト」の主な活動は、インドネシア西カリマンタン州の小規模農園の持続可能な生産を支援するもの。農園の地図化や書類作成等の管理指導・保護価値の高い森林の特定方法指導・労働安全や適切な農薬・肥料の利用指導などを行い、貴重な森林の破壊防止を目指す。

インドネシア西カリマンタン州はボルネオ島西部のインドネシア領で、人口は約450万人。経済発展が遅れている地域とされていて、この10年でアブラヤシ農園の拡大や、沿岸部の開発などによって、その自然は急速に失われつつある。オランウータンやテングザルといった絶滅の危機にある野生生物の生息地にもなっている。

■「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」概要
期間/2018年5月21日~2019年5月20日
対象商品/コープの衣料用洗剤11品目(詰め替え品も含む)
寄付方法/対象商品を1点買うごとに0.5円を寄付金として積み立てる。
寄付先/WWF ジャパンによるボルネオ島森林保全プロジェクト

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