ファミマnews|国際認証取得の植物工場の野菜を使った中食商品を順次拡大

(株)ファミリーマート(東京都豊島区、澤田貴司社長)は、国際認証であるGLOBALG.A.P.(Good Agricultural Practice)を取得した植物工場が栽培した野菜を、サンドイッチやサラダなどの中食商品に使用していく。

同社では2015年4月から、国内の植物工場で栽培したフリルレタスを使ったサンドイッチなどの販売を始め、現在は関東地方・関西地方の9000店で販売する「ミックスサンドBOX」(税込320円)に使用している。さらに、2018年10月からは、関東地方で販売するサンドイッチやサラダの一部に使用しているが、今後は全国で順次展開していく。

生産するのは(株)バイテックベジタブルファクトリー(東京都品川区、原田宜社長)。国内最大規模の完全人工光型植物工場を、秋田県に2工場、石川県に2工場、鹿児島に1工場を展開する。このうち4工場は、食品安全、労働安全、環境保全の実施を通じて、食の安全と持続可能な生産活動を行っている優良企業に与えられるGLOBALG.A.P.を取得している。

植物工場は、天候や災害による影響を受けにくく、虫などの異物の混入が発生しにくい。また農薬を使用する必要がない。さらに、野菜の洗浄なども省力化できる。そして何よりも価格の変動を受けずに野菜を安定的に仕入れることができる。

関連カテゴリー

戦略 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧