ヤマダ電機news|不正アクセスでクレジットカード情報3万7832件流出

(株)ヤマダ電機(群馬県高崎市、三嶋恒夫社長)は、「ヤマダウエブコム・ヤマダモール」で、第三者による不正なアクセスを受け、クレジットカードの情報が最大3万7832件流出した可能性があると発表した。

4月16日に不正アクセスの可能性が疑われたため、調査を経て、4月26日時点で「ヤマダ ウエブコム・ヤマダモール」での新規クレジットカード登録とクレジットカード登録の変更を停止していた。

また同時に、第三者調査機関「P.C.F.FRONTEO株式会社」による調査も開始。その結果、5月20日に第三者によって「ヤマダウエブコム・ヤマダモール」に不正アクセスされ、ペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが判明した。

流出したのは2019年3月18日~4月26日の期間に「ヤマダウエブコム・ヤマダモール」で新規クレジットカード登録とクレジットカード登録の変更手続きをした顧客のクレジットカード情報(クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード)。一部クレジットカード情報が不正利用された可能性があるという。

【結城義晴の述懐】この事件に関連して、(株)ファーストリテイリングでも、4月23日から5月10日にかけて、第三者による不正ログインが発生したことが判明した。「ユニクロ公式オンラインストア」と「ジーユー公式オンラインストア」で、「リスト型アカウントハッキング」手法で侵入された。こちらは46万1091件だった。同社はすぐにパスワードを無効化し、顧客にはパスワードの再設定を要請した。閲覧された可能性はあるものの、情報流出による被害は確認されていない。

ヤマダの事件が4万件弱、ファーストリテイリングは46万件。しかしアメリカのターゲットで2013年のホリデーシーズンに起こったクレジットカード情報漏洩事件は4000万件だった。まだ事件のスケールはひどく小さいものとはいえ、産業レベルでの対応が求められている。

詳しくは「結城義晴のブログ[毎日更新宣言]」にて。

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