いなげやnews|創業120年記念「いなげや すこやけく史料室」本社1階に開設

(株)いなげや(東京都立川市、本杉吉員社長)は2020年5月20日(水)、創業120年を迎える。その記念事業の一環として、本社1階に「いなげや すこやけく史料室」を開設する。

いなげやは、創業者である猿渡波蔵(さわたりなみぞう)氏が、1900年に現在の立川駅前に移り住み、塩干物の引き売りをしたことが原点だ。

簡単にいなげやの沿革をおさらいしよう。
・1927年に、立川駅前にいなげや創業店を開設する。
・1948年には、(株)稲毛屋創業して初代社長に猿渡源二郎氏が就任。
・1955年、二代目社長として猿渡栄一氏が就任する。
・翌1956年には、立川店にセルフサービス方式を採用。都下では最初のスーパーマーケットとなった。
・1959年、多摩平店を開設し、スーパーマーケットチェーンの展開を開始するも、1961年には倒産の危機に直面して、5店中2店閉鎖する。しかし高度成長のなかで、その後順調に成長。
・1977年、三代目社長の猿渡清司氏が就任。
・翌1978年に東京証券取引所市場第二部に株式上場する。さらに1984年に東京証券取引所市場第一部に指定され、社名を(株)稲毛屋から、(株)いなげやに変更する。
・1988年に100店舗を達成。
・平成に入った1992年、グループ初のSC(ショッピングセンター)となるサビア飯能店を開設。
・2000年に創業100周年を迎える。
・翌2001年に、四代目社長、遠藤正敏氏が就任。そしてウェルパーク・イオンと業務提携する。さらに2004年にイオンと業務提携。
・2010年には、創業110周年記念事業として青梅市に「すこやけくの森(企業の森)」を開設。
・2012年、三浦屋(スーパーマーケット事業)を傘下に入れる。
・2013年、五代目社長、成瀬直人氏が就任する。
・2013年には東京23区内(桜新町・白金台)への出店加速する。
・そして2020年、 六代目社長として本杉吉員氏が就任。創業120周年を迎える。

この施設は“温故知新”をテーマとして、いなげやの創業から現在までの歴史を学ぶ場とする。また創業の精神と経営理念である「すこやけくの実現」と「商人道の実践」の浸透を目的とする。この「すこやけく」とは「健やか」と「希求(けく)」をあわせて「すこやかなことをこいねがう」を意味する造語。いなげや二代目社長猿渡栄一氏の言葉だ。

史料室は、デザインコンセプトを「一冊の本」として、120年を「すこやけく」たどった、いなげやの歴史とミッションを本のページのように紐解くストーリーになっている。

 

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