ローソンnews|中国の店舗数4000店を突破、日系コンビニでは最多

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は9月10日(金)に中華人民共和国の遼寧省瀋陽市に新規店舗をオープンたことで、中国における店舗数が4000店を突破したと発表した。中国本土における日系コンビニエンスストアの中で、ロ―ソンの店舗数は最大になる。

内訳は、上海市およびその周辺地域(上海市、浙江省、江蘇省)が2092店、重慶市420店、遼寧省(瀋陽市、大連市)415店、北京とその周辺地域(北京市、天津市、河北省)278店、湖北省(武漢市など)478店、安徽省(合肥市など)152店、湖南省(長沙市など)99店、海南省(海口市など)66店。

ローソンの中国進出は上海市政府から招聘を受けて1996年に現地子会社(上海ローソン)を設立したことに始まる。中国初の日系コンビニとして上海市に1号店を出店。2011年には、日本式のコンビニ展開を加速するため、ローソンの持分比率を85%まで高め、2017年に完全子会社化した。この上海市におけるノウハウを活かし、2010年以降、現地子会社を設立して、2010年に重慶市、2011年に大連市、2013年に北京市に進出。

また2014年からは、各都市で地場小売企業とのメガフランチャイズ契約を交わし、出店エリアと店舗数の拡大を加速させてきた。さらにパートナー企業が本部機能を持ち、指定エリアにおける運営開発全般を担うエリアライセンス契約も進めてきた。こうした契約によって中国の店舗数は急速に拡がり、2017年2月に1000店舗、2019年1月に2000店舗、2020年10月には3000店舗を超えた。

中国国内のローソンではデザート、サラダなどの健康関連商品、フライドフーズ、米飯などが支持されている。また日本のロ―ソンでヒットした「悪魔のおにぎり」や「バスチー」は中国でもヒット商品になった。さらに中国店舗では、デリバリーサービスの展開やデジタル化を進める。デリバリー事業では、昼の時間帯は弁当、フライドフーズ、デザートを中心に、夕夜間は飲料(お酒含む)、フライドフーズの売上げが好調だ。天候の変化や曜日に合わせた、現地のローソンアプリでの販促展開も売上増に寄与している。

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