ロピアnews|菓子や食品の原料・原産地表示漏れ18商品、再発防止を徹底
農林水産省と農林水産省関東農政局は、(株)ロピア(神奈川県川崎市、高木勇輔社長)が、傘下店舗において小分け加工した菓子類および調理食品18商品について、原料原産地名を表示しないなどの不適正な表示をし、ロピア中央林間店ほか73店舗において合計64万5994パックを一般消費者に販売したことを確認した。
農林水産省関東農政局がロピアおよびロピア中央林間店(神奈川県大和市)に対し、食品表示法第8条第2項の規定に基づく立入検査等を行ったことで発覚した。長いものでは令和2年4月1日から令和5年7月26日までの約3年3カ月の期間販売していたと指摘している。
6月11日(火)にロピアに対し、食品表示法に基づき表示の是正と併せて、原因の究明・分析の徹底、再発防止対策の実施等について指示を行っている。
この報道を受け、ロピアを展開する(株)OICグループは、表示漏れ等はロピアの法令に対する認識不足と社内管理体制の不足が原因だったとしている。農林水産省からの指示内容および法令に則り、今後同様の問題を起こさぬよう商品製造・販売過程での管理体制を強化するなどの再発防止策を実施し、適正な表示での販売を徹底していくとコメントした。
なお、これらの件については2023年7月に農林水産省からの指摘を受け、表示に不備があった商品についての修正は順次行っている。また販売した商品の品質や安全性には問題はないとしている。
この件に関する案内は、2023年12月14日~2023年12月29日までロピアホームページで掲載していたが、報道を受けて再掲・公表した。顧客からの問い合わせについては、購入したロピア各店舗およびお客様相談室で対応していく。
表示が漏れていた内容と該当商品は以下の通り。
<原料原産地名(国内製造)を不表示 / 原材料を原材料に占める重量の割合の高いものから順に表示していない>
スコーン(チョコ・くるみ)
<原料原産地名(国内製造)を不表示>
おはぎ(粒あん)、サーターアンダギー、今川焼き(クリーム)、今川焼き(クリーム・小倉)、今川焼き(粒あん)、もちミニたい焼き(クリーム)、もちミニたい焼き(小倉・クリーム)、もちミニたい焼き(小倉)、ロピアサブレ
<原料原産地名(北海道製造)を不表示>
おはぎ(つぶあん)、おはぎ(きなこ)、おはぎ(ごま)
<原料原産地名(日本)を不表示>
三色おはぎ
<原料原産地名(国内製造)を不表示 / 使用した原材料名「還元水あめ」、「米発酵調味料」、「かつおエキス」、「昆布エキス」を不表示 / 使用していない原材料名「麦芽糖」を表示 / 原材料を原材料に占める重量の割合の高いものから順に表示していない>
あげもち
<使用していない原材料名「植物油脂」、「はちみつ」を表示 / 原材料を原材料に占める重量の割合の高いものから順に表示していない / 原料原産地名(国産)を不表示>
冷やしても美味しい!おさつスティック
<原材料を原材料に占める重量の割合の高いものから順に表示していない / 原料原産地名(インドネシア)を不表示>
梅水晶(サメ軟骨 100%使用)
<原材料名を不表示 / 原料原産地名(アルゼンチン産)を不表示>
カニサラダ(かに風味)
■農林水産省発表の不適正表示一覧表
詳細は、農林水産省 HP(https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/240611.html)