アマゾンnews|通期売上高2805億ドル・21%増/純利益15%増も成長率鈍化

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)が2019年12月期の第4四半期および通年の実績を発表した。

12月31日で終了した第4四半期の売上高は、前年同期比20.8%増の874億3700万ドル(1ドル100円換算で8兆7437億円)、営業利益は2.5%増の38億7900万ドル、純利益は8.0%増の32億6800万ドル、1株当たりの利益は7.1%増の6.47ドルで、売上高対比の営業利益率は7.7%だった。まだまだ好調だ。

第4四半期の部門別の売上高は、北米部門が21.6%増加して536億7000万ドル、国際事業が14.3%増加して238億1300万ドル、クラウド事業のアマゾンウェブサービス(AWS)が34.0%増加して99億5400万ドルだった。

売上成長率を見ると、北米部門は昨年同期の18%増から22%増に増加しているが、国際事業は15%増から14%増に、AWSも45%増から34%増に減速している。

2019年通年では売上高が20.5%増の2805億2200万ドル(28兆522億円)、営業利益は17.1%増の145億4100万ドル(1兆4541億円)、純利益は15.0%増の115億8800万ドル(1兆1588億円)、1株当たりの利益は14.3%増の23.01ドルだった。

通年の部門別売上高は、北米部門が20.8%増の1707億7300万ドル、国際事業が13.4%増の747億2300万ドル、AWSが36.5%増の350億2600万ドルだった。

売上げの61%を占める北米と12%を占めるAWSが、それぞれ営業利益の49%、67%を占めているが、AWSで利益を生み出す構図は変わっていない。したがって、競争の激しくなってきているクラウド事業の利益率低下を補完する成長ビジネスが必要となっている。

ジェフ・ベゾスCEOは決算会見で語っている。

「プライム会員は年々増加していますが、今四半期はこれまで以上に増加し、世界中で1億5000万人に達しました。国内のプライム会員に対する即日及び翌日の無料配達の量は、前年同期に比べて4倍以上になっています。アマゾン・フレッシュとホールフーズ・マーケットからの食料品の2時間配達は2000以上の市や町で提供されており、プライム会員には無料になりました。また、プライム・ビデオのオリジナル映画とテレビ番組の視聴時間は前年の2倍になり、オリジナルのプログラムは、著名な賞に88がノミネートされ、そのうちの26が受賞しました」

このまま2割ずつ伸びていくと、4年で超巨人のウォルマートに追いつくことになる。2割の伸びが実現するのか、それとも成長率が減じていくのか。米国内部門がやがて減速し、国際部門がスピードアップすることは確かだが、全体では少しずつ成長率が減じていくだろう。

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