ターゲットnews|第2Q総収入252億ドル9.5%増/EC同日受取55%増

ディスカウントストア2位のターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)は7月31日で終わった2022年1月期の第2四半期業績を発表した。

第2四半期の売上高は248億2600万ドル(1ドル100円換算で2兆4826億円)で前年同期比は9.4%増、総収入は251億6000万ドル(2兆5160億円)で9.5%増加した。営業利益は24億6700万ドル(2467億円)で7.2%増、純利益は18億1700万ドル(1817億円)で7.4%増加となった。第1四半期は前年の反動で利益面の伸び率が3ケタになるなど、爆発的な数字だったが、この第2四半期では落ち着きを見せた。

既存店売上高は全体で8.9%増した。販売チャネル別で見ると、店舗の既存店売上高は8.7%増、デジタルの既存店売上高は9.9%増加した。売上比率では店舗が83.0%、デジタルが17.0%となっている。客数は12.7%増加した一方で、客単価は3.4%減少している。

デジタル販売は注文の同日受取サービスによって牽引されており、今年は55%近く増加している。注文の同日受取サービスは「Order Pickup(店頭での受け取り)」、「Drive Up(駐車場での受け取り)」、「Shipt(提携している同日配送サービス)」などを用意している。なおデジタル注文の96.6%が店舗在庫でフルフィルメントされている。


(Drive Upサービス利用の流れ 出所:Target HP

自社カードRedCard(レッドカード)の利用率は、デビットが11.6%、クレジットが8.7%で、売上全体の20.3%を占めている。

上半期業績は売上高が487億0500万ドル(4兆8705億円)で15.8%増、総収入は493億5700万ドル(4兆9357億円)で15.9%増、営業利益48億4100万ドル(4841億円)で74.9%増、純利益は39億1400万ドル(3914億円)で7.4%増加となった。

今期予測では、既存店売上高1桁台の後半の増加率、営業利益率8%以上を掲げ、以前発表していた予測をやや上回っている。CEOのブライアン・コーネルは「第2四半期は記録的な成長となった昨年の実績からさらに成長しており、小売業界のリーダー企業としてターゲットの存在をさらに強固なものとしている。これまでの投資や耐久性のあるビジネスモデルを構築してきた成果である。今年後半のさらなる成長を目指す」と述べている。

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