ウォルマートnews|生地廃棄削減のため3D織物技術の「アンスパン」とコラボ

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は3月15日(木)、スタートアップ企業「unspun(アンスパン=織らないを意味する)」とコラボして、アパレル製造をテストすると発表した。

アンスパンは、カスタムデニム製造業として2015年に創業した。衣料品製造時に平織りや裁断、衣服の組み立てなどで発生する廃棄物や過剰在庫を削減するため、3Dテクノロジーを使って生糸から直接衣料品を製造する。「地球上の二酸化炭素排出量を1%削減すること」をミッションとして掲げ、アパレルの無駄な廃棄物問題に取り組む。

アンスパンの共同創業者の一人、ベス・エスポネット氏は「なぜ衣服は1800年代初頭につくられていたのと同じ方法で現在でもつくられているのか?」という疑問から、生地ロスの出ない3Dウィービング(織物)技術を開発した。従来のアパレル製造では「生地の10~15%ほどが無駄」になるという。

ウォルマートはアンスパンの「Vega 3D」というウィービング技術を導入し、まずは男性用チノパンの製造テストから開始する。2030年までにVega3Dの機械を全米各地に350台導入することを目標としている。

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