クローガーnews|合併破談を巡りアルバートソンへの反訴を提出
クローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は3月25日(火)、アルバートソンがデラウェア州の裁判所に提起した合併契約に関する訴状に対して、答弁書と反訴を提出した。
両社の合併計画は2024年12月11日に破談となった。それと同時にアルバートソンは、「FTCから承認を得るための最大限の努力を怠り、あらゆる措置を講じなかった」として、クローガーに対して6億ドルの契約違約金と損害賠償を求める訴えを起こしていた。
これに対し、クローガーは「規制当局の承認を求めて合併を完了させるため、クローガーは懸命に努力していた。一方で、アルバートソンズは店舗売却先のC&Sホールセール・グローサーズと共同で、独自の規制戦略を追求するために水面下で不量見なキャンペーンを展開し、最終的にクローガーの努力を台無しにした」と主張。
また「反トラスト裁判の最中、最近アルバートソンのCEOへの昇格が発表されたスーザン・モリスに対する政府の反対尋問で、不正行為が衝撃的に明るみに出た。不正行為の結果、アルバートソンは合併契約の不履行に基づく解約金6億ドルを受け取る権利はない」と抗議している。
さらに破談と同時にアルバートソンからの訴えられたことから、「アルバートソンは合併が成立しなかった場合にクローガーを訴える『プランB』を策定し、根拠のない申し立てを含む書類を何カ月もかけて捏造していた」と反訴に記されている。
クローガーは反訴を通じて、アルバートソンの故意の不正行為と合併契約の重大な違反の結果として、損害賠償を求めている。