ASCI発表「2014年アメリカ小売業顧客満足度ランキング」
ASCI(American Customer Satisfaction Index)が2014年の顧客満足のランキングを発表した。約7万人のモニターに製品やサービス、利用度などを調査して満足度を図る。
2014年は小売業の顧客満足度指数が1.4%ダウンし、平均76.6となった。
どの業態もポイントを下げている中、Eコマースだけは5.1ポイントアップの82。
企業ではノードストロームとAmazonの評価が高い結果となった。
Department&Discount stores
ノードストロームがトップ。百貨店中堅のディラードが2位と健闘。
ウォルマートは3ポイントダウンし、2007年以来の低水準になった。
Specialty Retail Stores
コストコが高得点で引き続き1位。
2位にはビクトリアズシークレットを展開するLブランド。
Supermarkets
顧客満足度堂々1位はウェグマンズ。そして2位トレダー・ジョー、3位はフロリダ本部のパブリクス、4位はテキサスのローカルチェーンHEB、5位にホールフーズがランクイン。スーパーマーケット全体では2ポイントダウンだが、食品高騰による影響を受けた結果。
1位 ウェグマンズ
2位 トレーダー・ジョー
3位 パブリックス
4位 ホールフーズ
そしてアルディ、クローガー
顧客満足度調査がアメリカのスーパーマーケットの実力をそのまま表している。
Health&Parsonal Care Stores
こちらもスーパーマーケット同様、日常品の高騰があり全体評価は2ポイント下がった。クローガーのドラッグ部門の満足度評価が高いことがわかる。ウォルグリーンやCVSケアマークなど専業業態がトップにランクしてこないところが面白い。
Internet Retail
Amazonの評価が2ポイントダウン。とはいえ、高い満足度指数を獲得している。
こうして見るとウォルマートの満足度指数ランキングは全体に高くはないものの、
ディスカウントストア、スーパーマーケット、スペシャルティストア(サムズクラブ)、ヘルス&パーソナルケアストアと全カテゴリーに顔を出す。マルチフォーマットを採るためだが、これはこれで凄いことだ。
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