ノジマnews|第3Q売上高6163億円9.9%増・経常214億円50.2%増
(株)ノジマ(神奈川県横浜市、野島廣司社長)が2025年3月期の第3四半期決算を発表した。
2024年4月1日~12月31日の連結業績は、売上高6163億1800万円(前年同期比9.9%増)、営業利益325億0100万円(52.7%増)、経常利益347億9400万円(50.2%増)、四半期純利益が230億7600万円(62.3%増)と増収増益だった。
営業利益率5.3%、経常利益率5.6%。
デジタル家電専門店運営事業は、売上高2241億6100万円(前年同期比13.5%増)、経常利益143億8900万円(20.0%増)で、売上高については過去最高値を更新した。
家電小売業界の動向としては、電気通信事業法の改正や残価設定型の買い替えサイクルによる携帯電話の伸び、感染症や乾燥対策による季節家電の伸びなど一部商品が好調である一方、全体としては横ばいに推移している。このような状況のなか、同社は従業員が働きがいを感じられるよう、2025年1月から3年連続1万円のベースアップと、2025年4月からの初任給を業界最高水準の30万円とすることを発表した。
キャリアショップ運営事業は、売上高2666億5000万円(5.1%増)、経常利益112億2600万円(136.3%)で、売上高と経常利益については過去最高値を更新した。
ハイエンドモデルのスマートフォンが発売されるなかで、最新機種の魅力が伝わるような売場づくりや、安心・安全に使うためのセキュリティをはじめとした関連サービスに取り組んだ。また、ノジマの考え方である「ノジマウェイ」の理念浸透、「行動クレド」の実践により、従業員の接客のレベルアップが順調に進んでいる。
インターネット事業は、売上高530億2400万円(5.5%)、経常利益52億6800万円(19.7%増)。
「顧客に最も近く感動されるISP」を目指し、ブロードバンド開通後に顧客に直接連絡し、申込みから工事・開通後の困りごとなど「生」の声を聞き、快適に、より長く使ってもらうための問題点を解消してきた。
グループ店舗における「@nifty光」やメールサービスの販売を通じて、顧客に快適な生活を提供し、グループシナジーを発揮してきた。特に「@nifty光10ギガ」をより快適に使ってもらうために、高性能無線LANルーターを分割購入で提供開始し、顧客のインターネット環境の向上に努めている。
海外事業は、売上高60,8億8600万円(21.6%増)、経常利益4億6200万円(前年同期は経常損失4億9000万円)で、売上高については過去最高値を更新した。
店舗状況については、デジタル家電専門運営事業では、スクラップアンドビルドにより、デジタル家電専門店13店舗を新規出店し、4店舗を閉店し、通信専門店1店舗を譲受し、2店舗を閉店・譲渡して17店舗となり、合計247店舗となった。キャリアショップ運営事業では、直営店・FC店を合わせて、スクラップアンドビルドにより、14店舗を譲受、35店舗を閉店・譲渡し、939店舗となった。海外事業では、スクラップアンドビルドにより、7店舗を新規出店、8店舗を閉店し、115店舗となった。12月末時点の店舗数は1301店舗。