1月ホームセンター統計|販売額は2409億円▲1.0%/ニトリ・コーナン客数増
経済産業省発表の「商業動態統計速報」によると、1月のホームセンター販売額は2409億円で、前年同月比1.0%の減少だった。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)
1月はずらりとマイナスが並ぶ。「園芸・エクステリア」▲5.7%、「カー用品・アウトドア」▲5.6%、「インテリア」▲4.3%、「オフィス・カルチャー」▲2.4%、「家庭用品・日用品」▲2.3%、「DIY用具・素材」▲0.6%、「電気」▲0.2%。プラスは2項目で「ペット・ペット用品」0.5%と「その他」の7.0%。衣料品、食品、飲料、酒類、薬品、灯油、タバコなどが「その他」に含まれる。
ホームセンター業界の主要4社およびホームファッションのニトリの1月概況を報告する(%は前年同月比)。
(株)ニトリ
[既存店] 売上げ +6.7% 客数 +7.3% 客単価 ▲0.6%
[全 店] 売上げ +12.7% 客数 +17.1% 客単価 ▲3.8%
DCMホールディングス(株)
[既存店] 売上げ ▲4.7% 客数 ▲5.6% 客単価 +0.9%
[全 店] 売上げ ▲5.2% 客数 ▲6.5% 客単価 +1.4%
(株)コメリ
[既存店] 売上げ +1.6% 客数 ▲1.0% 客単価 +2.6%
[全 店] 売上げ +4.3% 客数 +0.9% 客単価 +3.3%
コーナン商事(株)
[既存店] 売上げ +1.7% 客数 +0.6% 客単価 +1.0%
[全 店] 売上げ +5.4% 客数 +3.8% 客単価 +1.5%
(株)ナフコ
[既存店] 売上げ ▲3.6% 客数 ▲5.4% 客単価 +1.9%
[全 店] 売上げ ▲3.3% 客数 ▲5.2% 客単価 +2.0%
主要5社の既存店で見ると、ニトリ、コメリ、コーナン商事の3社は売上げが前年同月を上回った。DCMとナフコは前年に届かず。客数は、ニトリ、コーナン商事がプラスとなり、DCM、コメリ、ナフコが減少。これは前月の12月と全く同じ結果。ニトリの客単価減は、自ら「値引き攻勢」を展開しているからだ。DCMとナフコが客数減を客単価増でカバーしているのとは正反対だ。2月が決算月のDCMは、3月から11カ月連続で既存店売上高・客数ともに前年を下回り苦戦している。
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