2月家計調査|2人以上世帯の消費支出25.8万円1.1%増/実収入0.1%減

総務省統計局発表の2月の「家計調査報告」によれば、2人以上の世帯の消費支出は25万7887円で、物価変動の影響を除いた「実質」では前年同月比で1.1%増。ただし前月より実質2.8%の減少となった。

費目別消費支出(2人以上世帯・実質)で、昨年同月より増加したのは、「交通・通信」11.4%増、「教養娯楽」5.6%増、「光熱・水道」が1.9%増、減少したのは「教育」が14.4%減、「被服及び履物」11.0%減、「住居」5.3%減、「家具・家事用品」5.0%減、「食料」3.6%減、「保健医療」0.9%減。

また、2人以上の勤労者世帯の1世帯当たり実収入は、54万0712円と前年同月0.1%(実質)減少し、7カ月ぶりの減少となった。

家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。ただし全国約9000世帯を対象としているサンプル調査であることは、念頭においておきたい。

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