1月百貨店統計|売上高4805億円5.2%増/春節でインバウンド需要好調

(一社)日本百貨店協会(東京都中央区、好本達也会長)が2025年1月の「全国百貨店売上高概況」を発表した。調査対象は、70社179店。

1月の売上高は4805億8732万円で前年同月比5.2%増と、3カ月連続で増加した。高付加価値商材と衣料品、春節を中心に活況だったインバウンドが牽引した。初商は、一部店舗で年始の休業日増による後ろ倒しを行ったものの、非常に盛況だった。食料品や衣料品、服飾雑貨などの福袋が人気だった他、クリアランスではプロパー品も好調に推移した。

地区別では、主要10都市で7.0%増と、40カ月連続のプラスが続いている。8地区で対前年プラスで、とくに札幌は22.1%増、京都は12.2%増と高伸した。一方で、仙台は0.3%減、広島は2.7%減だった。

10都市以外の7地区では0.8減で、4カ月連続マイナスとなった。中部地区の9.5%増を除く6地区でマイナスとなったが、前月より0.3ポイント改善した。

商品別では主要5品目のうち、衣料品、身のまわり品、雑貨の3品目で対前年プラスだった。衣料品は1405億4938万円で7.3%増、身のまわり品が880億2576万円で7.0%増、雑貨が1007億0149万円で9.1%増。一方で家庭用品は156億4411万円で0.6%減、食料品は1103億2234万円で0.5%減だった。

紳士服・洋品、婦人服・洋品、美術・宝飾・貴金属が3カ月連続でプラスとなった。食料品では菓子が2カ月ぶりにプラスだった一方で、生鮮食品が10カ月連続、惣菜が7カ月連続でマイナスとなった。

 

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