サミットnews|新型コロナ感染で休業していた東中野店18日(水)営業再開
サミット(株)(東京都杉並区、竹野浩樹社長)はサミットストア東中野店に勤務している従業員が新型コロナウイルスに感染したため、3月8日から同店を休業していたが、10日後の18日(水)に営業を再開すると発表した。
当該の従業員は、3月3日の夜に発熱し、8日15時半頃に新型コロナウイルス陽性と判明した。そこでサミットは判明と同時に休業し、店舗内の消毒作業を実施、10日(火)に中野区保健所から安全確認を受けた。
そしてすべての顧客、取引先、従業員の安全が確保できる環境を整えたうえで、3月18日(水)9時からの営業再開を目指して準備を進めている。
専門家の意見を踏まえ、社内で協議し、さらに社員一人ひとりが実行すべき予防策を講じ、実行してきた。
同社は厚生労働省のホームページの「WHOの知見」を紹介して、18日の再開の理由を説明している。
「WHOの知見によれば、現時点で潜伏期間は1日~12.5日(多くは5日~6日)とされており、また、これまでの新型コロナウイルスの情報などから、未感染者については14日間にわたり健康状態を観察することが推奨される」
このため、慎重には慎重を期し、感染した社員の最終出勤日である3月3日(火)を起点に、14日間経過した18日(水)を営業再開日とした。
なお、感染した社員以外、現時点で感染または感染疑いのある社員は発生していない。
サミットではすでに全店で4つの「感染症予防対策」を実施している。
1.店舗社員の健康チェックの実施
就業前の健康チェックを実施し、発熱や風邪の症状の有無を毎日確認する。また、37.5°C以上の発熱がある場合は、勤務しないよう指示する。
2.手洗い、およびアルコール消毒の徹底
手洗いおよびアルコール消毒を感染症予防の有効な対策として位置付け、店舗社員に作業前の手洗い、アルコール消毒を義務付け、徹底して実施する。
3.マスクの着用
従来は、顧客が加熱せず食べる商品の製造業務に従事する店舗社員、および、咳などの風邪症状がある店舗社員のみマスクの着用を指示していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、2月29日から顧客と接する機会の多いレジ担当者、および店内の案内係にマスクの着用を指示している。
4.顧客用アルコール消毒液の設置
顧客が手指を消毒できるよう、店頭にアルコール消毒液を設置している。加えて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、2月22日から総菜およびベーカリー売場にもアルコール消毒液を設置している。
東中野店では、この全店の感染症予防対策を徹底したうえで、以下の7つの対策を実施している。
1.東中野店勤務者は全員、マスク着用での勤務とする。
2.毎日、出勤前に体温を測定し、出勤時に健康状態と併せて入退店簿へ記入する。
3.退勤時にも体温を測定し、入退店簿へ記入する。
4.体温を測定し、37.5°C以上の発熱、また風邪の症状がある場合は出勤させない。
5.37.5°C以上の発熱、強いだるさや息苦しさ等の症状がある場合は、すぐ店長に報告する。
6.感染症対策として、毎日定時にドアノブやタイムカードリーダーのボタン等、不特定多数の手が触れる箇所のアルコール消毒を実施する。
7.店舗内での顧客用アルコール消毒液の設置場所を追加する。
今後の状況の変化によって、営業再開日を変更する場合は、その都度、ホームページとサミットアプリで報告する。