イズミnews|中国地方初「コインスター・マシン」をLECT(広島市)に導入

(株)イズミ(広島県広島市、山西泰明社長)は12月16日(木)、広島市西区にある複合商業施設 「LECT(レクト)」に中国地方で初となるコインスター・マシンを設置した。

コインスター・マシンとは、硬貨を小売店舗で利用できる引換券に交換するサービス。コインスター・マシン導入店舗には設置料が支払われる。顧客が硬貨を交換する際の利用手数料は投入金額の9.9%と、投入金額で計算する仕組みとなっている。利用者が換金した引換券で買物するため売上増も期待できる。

サービスを開発したコインスター社は米国で創業した。本社は、米ワシントン州ベルビュー。1992 年にサンフランシスコに1号機を設置して、現在世界9カか国で事業を展開していて、欧米市場におけるコインスター・マシンの導入台数は2万4000台以上に達している。米国ではウォルマート、クローガー、セーフウェイ、欧州ではテスコ、セインズベリー、アスダ、カルフールなど主に大手チェーンストアが導入している。世界で年間約430億枚の硬貨がコインスター・マシンで換金されていて、金額にすると総額3450億円の硬貨が回収されている。

2018年1月に、アジア地域で初めて日本に法人、コインスター(株)を設立。すでに全国の小売店で約250台が導入されているが、イズミでは初の導入となる。両社は1号機の設置を皮切りに、中国地方をはじめイズミが運営する設置可能な店舗にマシンの導入を進める計画だ。

日本では、硬貨の流通価値は4.95兆円に上っていて、コインスターでは、家庭に滞留した硬貨がマシンを経由することで、硬貨のリサイクルと再流通、そして消費の喚起につながり、かつ無駄な鋳造もなくなるとみている。

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