ウォルマートnews｜米国内で4つの新型コロナウイルス対策を策定し発表

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロン社長)は３月10日新型コロナウイルスに対する同社の対策を発表した。

アメリカでも新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、人々の安全を確保し、店舗や関連施設を清潔に保つことが重要だと考え、ウォルマートは４つの対応策を講じる。

まず第1に、店舗を清潔に保ち、健康的な環境を維持する。店舗は毎日掃除するが、とくに人通りの多いエリアのほか、レジまわりやショッピングカートには消毒液を用いる。また、店舗が直接ウイルスの影響を受けて、第3者による消毒が必要になった場合の計画もある。さらに、24時間営業の施設では、店舗の営業時間を変更して清掃できるようにするかどうかを検討中だ。

第2に、店舗の在庫と価格を公平に保つように努力する。顧客がウイルスの感染拡大に備えているため、マスクや紙製品、消毒用品、その他の関連商品の需要が高まっている。そこで、これらの商品を最も必要としている地域に優先的に流通させ、配送を店舗に直接ルーティングするなど、必要とされる商品を迅速に補充できるように取り組んでいる。

また、非常に需要の高い商品の販売数量を制限する裁量権を含め、ストアマネジャーが在庫を管理することも許可している。オンラインでは、サードパーティ(第三者)の売り手が価格変動させる可能性に対して、確固たる姿勢を取る。

第３に、国内最大の雇用主として、従業員の健康を真剣に考え、対策を講じる。気分が悪い場合は自宅で待機してもらう。もしウイルスに感染したら、的確なサポートをする。

第４に、店舗ピックアップや Walmart.com を利用するなど、ウォルマートで買物をするためにはいくつかの方法があることを顧客に強く告知する。