H-E-Bnews|主力フォーマット「H-E-B」2店舗ダラス地区に初出店/2022年秋
テキサス州サンアントニオに本拠を構えるローカルスーパーマーケット企業H-E-B Groceryが、2022年秋にダラス北部のフリスコとプラノに2店舗オープンすることを発表した。
フリスコの店はLegacy DrとMain Stが交差する北東の角に、プラノ店は、Preston RdとSpring Creek Parkwayの南西の角地へ出店する。その他詳細については今年の夏に着工する際に発表される。
H-E-Bは創業116年を迎える老舗スーパーマーケットである。テキサス州最大級の非上場企業で直近の年商は320億ドル(1ドル100円換算で3兆2000億円)、420以上の店舗をテキサス州とメキシコで展開している。パートナーと呼ばれる社員は13万7000人以上に上る。
ダラス都市圏では、同社のアップスケールフォーマット「セントラル・マーケット」は2001年の初進出以降、現在までに6店舗を営業しているが、フラッグシップバナーの「H-E-B」店舗は2012年にフォートワース市バールトンに1号店を出店。しかしダラス都市圏中心部には今回が初めての出店となる。マルチフォーマット戦略を採用するH-E-Bは他にも、ハイパーマーケット(総合スーパー)型の「H-E-B plus!」を展開していて、これがウォルマート・スーパーセンター対抗型のフォーマットだ。先のフォートワースのレギュラー店舗はやはりスーパーセンターと競合していて、2015年にH-E-B plus!にリモデルしている。さらに4つ目のフォーマットとしてディスカウント型の「Joe V’s Smart Shop」、そして5つ目にメキシコ食材を揃える「Mi Tienda」を展開している。そのうえで、昨年3月からはシニア専用のグロサリー配達サービス「Favor Delivery」を開始し、現在29の都市圏でサービスを提供している。