4月コンビニ統計|雨多く花見需要苦戦だがホット商品好調で既存店0.3%増
5月22日(月)の今日、日本フランチャイズチェーン協会からコンビニエンスストアの4月統計調査報告が発表された。
4月の売上高は既存店ベースで7752億0500万円、前年同月比0.3%と2カ月連続でプラスとなった。4月は気温の変動が激しく、麺類などのホット商品が売上げを伸ばした。また引き続きカウンター商材やおにぎり、調理パン、サラダ、デザートなどが好調に推移した。しかし花見需要は上旬、雨が多かったことが影響して、あまり効果がなかった。
売上高全店ベースでは、8691億0700万円(2.5%増)。総店舗数は5万4882店(2.1%増)。1年間で1116店舗の増加。1店当たりの平均月商は1584万円で、平均日販は52.8万円。
来店客数は、既存店が12億8303万人(▲0.5%)と、14カ月連続のマイナス。全店では、14億1765万人、1.8%増で2カ月連続のプラスとなった。1店当たりの平均来店客数は月間でおよそ2万5800人、1日860人。
平均客単価は、既存店604.2円(0.7%増)、全店では、613.1円(0.6%増)と、ともに25カ月連続のプラス。
既存店ベースの商品分野別売上高は、日配食品+1.1%、加工食品+0.5%、非食品▲1.8%、サービス▲0.02%だった。
調査対象企業は(株)スリーエフ、(株)セコマ、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの8社。
大手コンビニ3社の4月の概況は以下のとおり(%は前年同月比)。
セブン‐イレブン・ジャパン
総店舗数1万9453店
既存店売上高 +1.3%
既存店客数 +0.6%
既存店客単価 +0.7%
全店売上高 +4.5%
ローソン
総店舗数1万3169店
既存店売上高 +1.0%
既存店客数 ▲0.3%
既存店客単価 +1.3%
全店売上高 +3.3%
ファミリーマート
総店舗数1万7156店(ファミマ1万2535店、サークスKサンクス4621店)
[ファミマ]
既存店日販売上高 ▲0.7%
既存店客数 ▲1.2%
既存店客単価 +0.5%
全店売上高 +13.9%
[サークスKサンクス]
既存店日販売上高 ▲3.9%
既存店客数 ▲3.5%
既存店客単価 ▲0.5%増
全店売上高 ▲30.0%
4月の既存店売上高は、セブン‐イレブンが+1.3、ローソン+1.0%とプラスとなった。ファミリーマートは、ファミマ▲0.7、サークルKサンクス▲3.9%とともにマイナスとなった。
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