クローガーnews|薬物依存防止プログラムが「学生の8割で効果」
米国スーパーマーケット1位のクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)はヘルスケア事業であるクローガーヘルスと、教育テクノロジー企業のエバーファイの両社が行った高校生向け処方薬安全性教育カリキュラムの実施結果を発表した。
この協働事業は2018年から実施され、 全米の 14 の地域、1300 校で 10万人以上の生徒が受けている。米国では麻薬性鎮痛薬のオピオイド関連の中毒や死亡を減らすことに重点を置いている。特に誤用や中毒の比率が高い若年層である学生に向けて、服用に際し適切な判断ができること、中毒の症状の兆候を早期に理解するためのツールについて理解を促す活動を進めてきた。
その結果、「学生の 80%が処方薬の誤用の兆候を特定できるようになった」「学生の 83% が処方薬の乱用に巻き込まれないための方法を理解している」「学生の 79% が処方薬の誤用または乱用の兆候を示している人を支援できると感じている」などカリキュラムの成果を得たとした。
クローガー ヘルスのコリーン リンドホルツ社長は、「私たちの目標は処方薬安全教育カリキュラムを通じて、学生に薬物乱用に関する知識とリソースへのアクセスを提供し、より健康的な生活を送るのに役立つ選択を行えるようにすること」と話す。エバーファイのジョン・チャップマン社長は、「インタラクティブで魅力的なプログラム設計により、学生は教室外でも生活に役立つ情報を学び、生涯通じて健康的な選択ができる機会が得られる」と今までの成果を強調した。